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AI事業者ガイドライン(第1.2版)の「AI利用者」とは?ChatGPTを使う中小企業が求められること

「AI事業者ガイドライン」は、AIを開発する大企業向けの話だと思われがちです。けれども、仕事で ChatGPT や Copilot を使っている会社は、それだけで「AI利用者」という立場にあたり、ガイドラインの中に専用の章があります。
この記事では、総務省・経済産業省の概要資料(第1.2版)をもとに、小さな会社に関係する所だけを抜き出しました。

※ この記事は一般的な整理で、法的な助言ではありません。正確な内容は原文(総務省・経済産業省の公表資料)で確かめてください。

1. AI事業者ガイドラインとは

2. ChatGPTを業務で使う会社は「AI利用者」

ガイドラインは、AIに関わる事業者を3つに分けています。

総務の担当者が ChatGPT で文書を作る、営業が Copilot でメールを書く、事務所で Gemini に議事録を要約させる。こうした使い方をしている会社は「AI利用者」です。社員が個人の判断で使っている場合も、業務で使っている以上は会社としての扱いを考える必要があります。

3. AI利用者に期待されていること(第5部の要点)

概要資料では、AI利用者は「AI提供者が意図した範囲内で」適正に使い続けること、そのための知見を身につけることが期待されています。項目を小さな会社向けに言い換えると、次のとおりです。

  1. サービスの決まりの範囲で使う:AIの提供元が定めた利用上の注意と規約を守る。提供された説明資料を保管して活用する
  2. 答えをうのみにしない:AIの出力の精度やリスクを理解したうえで使う。最後に判断するのは人
  3. 偏りに気をつける:入力やプロンプトに偏りがないかに注意し、責任をもって出力を業務に使う
  4. 個人情報を不適切に入力しない:AIサービスへの個人情報の不適切な入力に注意を払い、プライバシー侵害について情報を集めて防止を考える
  5. 機密情報を不適切に入力しない:提供元のセキュリティ上の注意を守り、機密情報等を不適切に入力しないよう注意を払う
  6. 関係者に説明する:AIの結果を事業の判断に使ったときは、関係者に合理的な範囲で情報提供する。人の評価の参考にするときは、人が合理的に判断して説明責任を果たす
  7. 問い合わせに応じる:関係者からの問い合わせ窓口を合理的な範囲で設ける

このうち、小さな会社で今日から事故につながりやすいのは4と5(個人情報と機密情報の入力)です。

4. 「個人情報を不適切に入力しない」を具体的にすると

ガイドラインは「不適切に」とだけ書いていて、何が不適切かの線は会社で決める必要があります。個人情報保護法の安全管理の義務は、ガイドラインとは別に必ずかかります。現実的な線引きの例です。

2026年の個人情報保護法の改正で、業務で顧客情報を AI に貼ってよくなったわけではない点も注意です(個人情報保護法の改正(2026年)とAI)。

5. 小さな会社がまずやること(30分でできる3つ)

  1. 社内ルールを1枚にする:使ってよいAI、入れてはいけない情報、伏せ方、困ったときの連絡先。ひな形は 生成AIの社内ルール例
  2. 使っているAIの設定を確かめる:学習に使われる設定のままになっていないか(ChatGPT / Copilot / Gemini)
  3. 貼る前のチェックを習慣にする:30秒チェックリスト を机に貼っておく

税理士・社労士・弁護士・医療など守秘義務のある仕事では、もう一段厳しく考える必要があります(生成AIと守秘義務)。

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※ 判定は機械的なルールなので、見落としがありえます。AIに送る前に、伏せ字の文章を目で確かめてください。この記事はガイドラインへの適合を保証するものではありません。

出典:総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)概要」(令和8年3月31日)。本文の言い換えはこのサイトによるものです。

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