NotebookLMに社内資料を入れていい? 情報漏洩が心配なときの確かめ方と伏せ方
NotebookLMは、PDFや資料をまとめて読み込ませて、要約や質問ができる便利な道具です。
ただ、ほかの生成AIと違って 資料をまるごとアップロードする 使い方なので、「この社内資料、入れて大丈夫?」と手が止まる人も多いはずです。
結論から言うと、会社のアカウント(Google Workspace)で、会社が使ってよいと決めているなら、ルールの範囲で使う。個人のGoogleアカウントなら、機密資料はそのまま入れない。名前と数字を伏せた版なら頼める仕事は多い、です。
※ NotebookLMの扱いは変わることがあります。最終的には、Googleの公式ヘルプと会社のルールを確かめてください。
まず確かめる3つ
- どのGoogleアカウントで開いているか
画面右上のアイコンで確かめます。会社のメールアドレス(Google Workspace)か、個人の @gmail.com かで、資料の扱いが違います。 - 会社に生成AIのルールがあるか
「NotebookLMを使ってよいか」「入れてはいけない情報」が決まっていれば、それが最優先です。決まりがなければ、総務や情報システムの担当に一度聞いておくと安心です。 - その資料は誰との約束か
取引先から秘密保持契約(NDA)つきで受け取った資料は、自社の判断だけではアップロードできません。
個人のアカウントと会社のアカウントの違い
会社のアカウント(Google Workspace)
会社が契約している Google Workspace のアカウントでは、入れた資料はAIの学習に使われず、人が中身を確認することもない、とされています。
会社の管理者がNotebookLMを使えるようにしているかどうかも、あわせて確かめてください。
個人のGoogleアカウント(@gmail.com)
個人のアカウントでも、ふだんの利用で資料が学習に使われるわけではない、と説明されています。
ただし、回答に「良い」「悪い」の評価(フィードバック)を送ると、そのやり取りが確認や改善に使われることがある、とされています。
また、個人の有料プランは使える量が増えるだけで、会社のアカウントと同じ扱いになるわけではありません。
仕事の機密資料は、個人のアカウントには入れない、と決めておくのがいちばん簡単です。
気をつける3つの操作
- 評価(フィードバック)のボタンを押さない:とくに個人のアカウントでは、押した回のやり取りが確認されることがあります
- ノートブックの共有設定を確かめる:共有した相手は、入れた資料も読めます。退職した人や社外の人が残っていないか、ときどき見直します
- 使い終わった資料は消す:「とりあえず全部入れておく」をやめ、終わった案件のノートブックは片づけます
そのままアップロードしないもの
会社のルールで許されていない場合は、次のものはそのまま入れないのが基本です。
- 「社外秘」「取扱注意」「Confidential」などの表示がある資料
- 取引先から秘密保持契約つきで受け取った資料
- 顧客名簿、社員名簿、見積書・請求書の一覧
- 顧客や社員の 氏名・住所・電話番号・メールアドレス
- まだ公表していない 売上・価格・取引条件・人事 の情報
伏せてからアップロードする
NotebookLMで頼みたいことの多くは、固有の名前と数字を伏せても できます。
- 会議資料の要点をまとめる(会社名・人名を伏せる)
- マニュアルや規程から答えを探す(担当者の名前や連絡先を伏せる)
- 長い報告書を、決まったことと課題に分ける(金額を伏せる)
伏せ方の例:
- 株式会社山田製作所 → [会社1]
- 山田太郎 → [氏名1]
- 090-1234-5678 → [電話1]
手順は次のとおりです。
- 資料の本文をコピーする
- 伏せ字の道具で、名前・連絡先・会社名を [氏名1] のような形に置き換える
- 置き換えた文章をテキストとして NotebookLM に貼る(ソースの追加で「コピーしたテキスト」を選ぶ)
- 返ってきた答えの [氏名1] などを、手元で元の名前に戻す
迷ったときの3行まとめ
- 会社のアカウントで、会社が許しているなら、ルールの範囲で使う
- 個人のアカウントには、仕事の機密資料をそのまま入れない
- 名前と数字を伏せた版なら、要約・検索・整理はたいてい頼める
AI伏せ字は、AIに渡す前の文章から、氏名・住所・電話・メール・会社名を [氏名1] のような伏せ字に置き換える無料ツールです。文章は外部に送らず、ブラウザの中だけで処理します。NotebookLMに貼る前の下ごしらえにも使えます。