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生成AIの情報漏洩事例と対策|サムスン・ChatGPTの不具合・委託先の入力(2026年)から中小企業が学ぶこと

「生成AIで情報漏洩」と聞くと、AIが勝手に秘密をばらすように思えます。けれど、公表された事例を並べると、多くは人がAIに入れたことから始まっています。
この記事では、公表元や当事者の発表で確かめられる事例だけを4つ取り上げ、漏れ方の型と、明日からできる対策をまとめます。

※ 各事例は公表時点の情報です。最新の状況は、それぞれの公表元で確かめてください。

事例1:サムスン電子(2023年)社内のソースコードをChatGPTに入力

事例2:ChatGPT(2023年3月)不具合で他人のチャット題名・支払い情報が見えた

事例3:ChatGPT(2025年7月)共有リンクの会話が検索結果に出た

事例4:地方職員共済組合の委託先(2026年8月)許可していないAIに個人情報を入力

漏れ方は3つの型に分けられる

  1. 人が入れる(事例1・4):一番多く、一番防ぎやすい。入れる前に止めるか、入れても困らない形にする
  2. サービス側の不具合(事例2):利用者は防げない。だから「そもそも送らない」が効く
  3. 設定・共有の思い違い(事例3):共有リンク、学習の設定、会社のプランと個人のプランの取り違え

中小企業がすぐできる対策5つ

  1. 入れてはいけない物を一枚に書く:氏名・住所・電話・メール、顧客番号、病気や家族の事情、社外秘の資料。ひな形は社内ルールの例にあります
  2. 学習の設定を確かめる:個人のプランでは既定で学習に使われることがあります。ChatGPTに個人情報を学習させない設定
  3. 共有リンクを作りっぱなしにしない:顧客情報の入った会話は共有しない。作ったリンクは設定から消せます
  4. 外注先・委託先にも同じルールを渡す:契約や発注書に「許可していない生成AIに個人情報を入れない」と一行入れる(事例4の型)
  5. 入れてしまったときの手順を決めておく:AIに個人情報を入れてしまったら(最初の10分でやること)。個人情報保護委員会への報告が要る場合もあります

IPAの「10大脅威2026」で3位に入ったAIのリスク全体はAIの利用をめぐるサイバーリスクとはで整理しています。

士業・医療など守秘義務のある仕事なら生成AIと守秘義務、社外秘の資料なら社外秘の資料を生成AIに入れていい?もあわせてどうぞ。

3つの型すべてに効くのは、貼る前に伏せ字にすること

「山田太郎様」を [氏名1]様、「090-1234-5678」を [電話1] にしてから貼れば、名前や番号はそもそもAIのサーバーに届きません。人がうっかり貼っても、サービス側に不具合があっても、共有リンクが外に出ても、見えるのは伏せ字だけです。返ってきた答えの伏せ字を元に戻せば、仕事はそのまま進みます。

私たち(合同会社mico)は、この置き換えと戻す作業をブラウザの中だけで行う無料の道具「AI伏せ字」を作りました。文章は外部に送信しません。ChatGPT のほか、Claude・Gemini・Copilot に貼る前でも使えます。

体験ページ:こちら

※ 判定は機械的なルールなので、見落としがありえます。AIに送る前に、伏せ字の文章を目で確かめてください。

出典

AIごとの個人情報ガイド

AIに貼る前に、個人情報を伏せ字に。
氏名・住所・電話・メール・会社名を、ブラウザの中だけで [氏名1] のように置き換える無料ツールです。

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