会社のPDFを結合したい。ネットにアップロードせずに済ませる4つの方法
「見積書と請求書と納品書を、1つのPDFにまとめて送ってほしい」。
事務の仕事でよくある頼まれごとです。検索すると、無料でPDFを結合できるサイトがたくさん出てきます。
ただ、その多くは ファイルをいったん相手のサーバーにアップロードして 処理します。中身が取引先の名前や金額、社員の個人情報なら、少し立ち止まって考えたいところです。
この記事では、アップロードせずに、PCの中だけでPDFを結合する方法を4つ紹介します。
オンラインの結合サイトで気をつけたいこと
オンラインのサービスが悪いわけではありません。ただ、会社の書類を扱うときは、次の点を確かめておくと安心です。
- ファイルが どこの国のサーバーに、どれくらいの期間 保存されるか
- 利用規約で、アップロードしたファイルがどう扱われると書かれているか
- 会社のルールで「社外のサービスに書類を上げてはいけない」と決まっていないか
特に、取引先との契約で「第三者に渡さない」と約束している書類は、アップロードそのものが約束違反になる恐れがあります。迷ったら、PCの外に出さない方法 を選ぶのが確実です。
方法1:Macなら「プレビュー」で結合できる
Macを使っているなら、最初から入っている「プレビュー」で結合できます。
- 1つめのPDFをプレビューで開く
- 表示メニューから「サムネール」を表示する
- 2つめのPDFを、サムネールの欄にドラッグして入れる
- 「ファイル」→「PDFとして書き出す」で保存する
追加のソフトは要りません。ただし、Windowsには同じような機能が最初から入っていません。
方法2:Adobe Acrobat の有料版を使う
会社でAdobe Acrobat の有料版(Standard や Pro)を契約しているなら、「ファイルを結合」で結合できます。PCの中で処理できるので安心です。
一方で、無料の Acrobat Reader には結合の機能がありません。また、Adobe のウェブサイト上の無料の結合は、ファイルをアップロードする方式なので、この記事の目的には合いません。
方法3:無料のPCソフトを入れる
PDFsam Basic など、PCに入れて使う無料のソフトもあります。オフラインで動き、結合のほか分割などもできます。
会社のPCでは、ソフトのインストールに情報システム担当の許可が要ることが多いので、先に確認しておきましょう。
方法4:Chromeの拡張機能で、ブラウザの中だけで結合する
ソフトを入れにくい会社のPCでも、Chromeが使えるなら、拡張機能で結合する方法があります。
ただし、拡張機能の中にも、裏でファイルをサーバーに送るものがあります。選ぶときは次の点を確かめてください。
- 説明文に「アップロードしない」「PCの中で処理」と はっきり書いてあるか
- 求める権限が少ないか(「すべてのサイトのデータの読み取り」などを求めていないか)
- 不安なら、Wi-Fiを切った状態で 結合できるか試す。できれば、少なくとも結合のときに通信はしていません
私たち合同会社micoも、この考え方で「PDF結合・整理」という拡張機能を作りました。PDFを選んで並べ替え、1つにまとめるところまでは無料です。PDFの中身はどこにも送らず、PCの中だけで処理します。
拡張機能を入れられない場合は、同じ仕組みのブラウザ版も用意しています。ページを開くだけで、アップロードせずに結合できます:https://micoficial.github.io/ai-fuseji/pdf/merge.html
結合したPDFが重くてメールで送れないときは、PDF圧縮のブラウザ版も使えます:https://micoficial.github.io/ai-fuseji/pdf/compress.html
どれを選べばいいか
- Macを使っている → まずは「プレビュー」
- 会社でAcrobatの有料版がある → Acrobat
- ソフトを入れてよい → 無料のPCソフト
- ソフトは入れにくいが、Chromeは使える → アップロードしない拡張機能
- 拡張機能も入れられない → ブラウザ版(ページを開くだけ)
どの方法でも、結合したあとのPDFを開いて、ページの順番と抜けを確かめてから送る ことを忘れずに。書類の取り違えは、アップロードよりもよく起きる事故です。
年末調整で集めた申告書・控除証明書をまとめるときの注意は 年末調整のPDFに入力できない・文字が消えるときの直し方 にまとめています。
PDFを、アップロードせずに1つにまとめる。
Chrome拡張「PDF結合・整理」は、PDFの中身をどこにも送らず、PCの中だけで結合します。結合と並べ替えは無料です。
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